第1章 恋は盲目とはよく言ったものだ。《ロロノア・ゾロ》
『…なんでここにいるのよ』
「どこにいようが俺の勝手だろ」
「おいこらくそまりも!!レディー達のじゃするなぁ!!!
てめぇ男のクッキーは別に作ってあんだろ!!!」
怒鳴るサンジの声が聞こえゾロはだるそうにサンジがいる方へ戻っていく。
いつもは船のどこかで寝ているだけのゾロ。ロビンとナミは少し微笑んでいる。
「監視ね」
「アイツ意外と重いのね」
『え?何が?』
なんでもないと、言い張る2人にリンは頬をふくらませた。
少し不機嫌になったリンにロビンはまた笑いだした。
「そのうちリンもわかるわ。ふふっ」
『なにそれ』
「ゾロこそ盲目になりそうね」
なんの話しの事だか全くわからず、リンの頬は余計に膨らんだ。