第7章 花言葉《モンキー・D・ルフィ》
次の日。
ルフィは再び昨日居た花畑に向かった。
すると、既に少女は居て真剣に昨日紹介してくれた花言葉の本を読んでいる。
ルフィはコソッと近づき木の後ろへ行く。
「わっ!!」
『きゃっ!!!え?あぁ、なんだ貴方だったんですか…』
思った以上の反応が嬉しかったのかルフィはニシシと笑い少女の隣に座った。
たまたま少女が開いていたページを見ると、見たことのない花がいっぱい書いてあった。
「こんな珍しい花もあるんだな〜」
『ふふっ、あなたが知らないだけで結構近くに咲いてますよ』
「…」
『…?』
ルフィは何故か急に不機嫌になり、少女から本を取り上げた
何も話さなくなったルフィに少女は慌てて謝る。
『すみません、バカにした訳じゃ…』
「…べ」
『え?』
ボソボソと呟いたためなんと言っていたのか分からずもう一度聞いてしまう。
ルフィはもう一度大きな声で少女に聞こえるように言った。
「俺は アナタ って名前じゃねぇルフィだ!!!」
『あぁ、ルフィさん…』
「お前の名前は?」
『あ、リンです』
少女の名前を知った途端、よっぽど名前を知りたかったのか
嬉しそうにずっとリンの名前を呼んでいた。