第7章 花言葉《モンキー・D・ルフィ》
みんなで食事を取っていると、フランキーがルフィの帽子に違和感を覚えた。
「ルフィ。おめぇ帽子に何つけてんだ?」
「あ?これか?」
帽子を脱ぎ、ちょこんと飾られている花をフランキーに見せた。
花の名前をド忘れしたルフィは少し考えるが、なかなか思い出せないため教えてもらった花言葉だけを言った。
「出会いって意味が込められてるらしんだけどよ〜。俺花の名前忘れちまった」
そう言うとロビンが上品に ふふ と笑い花の説明をしだした。
「これはキブシって花ね。この島の季節と気温にはピッタリの花だわ。
それにしても、花言葉を知ってる少女だなんて随分とロマンチストなのね」
「あーなんか本とか持ってたなぁ」
「全く、せっかく教えて貰ったんだから花の名前くらい覚えとけよ」
ルフィは肉を大量に口に含んだまま花を見つめた。
他にもどんな花言葉があるのだろう。
そんな気持ちがどんどん大きくなっていった。