第7章 花言葉《モンキー・D・ルフィ》
どのくらい寝たのだろうか、なにか違和感を感じて目を覚ます。
顔の上に被せたはずの麦わら帽子がいつの間にか無くなっておりルフィは慌てて探そうとする。
辺りを見渡せば知らぬ間に隣にいた少女がルフィの帽子と色々な色の花を持ち見つめていた。
「何してんだおめぇ!!俺の帽子だぞ!」
ルフィが叫べば少女はビクッとして、慌てて帽子をルフィに返す。
『ご、ごめんなさい…素敵な帽子だったからつい…』
「…」
返された帽子を見れば、今日に花が飾られてある。
よく見ると少女もまたルフィとは少し違う麦わら帽子をかぶっていた。
「おめぇそれ自分で作ったのか」
『え?あぁ、はい。お花と麦わら帽子は好きなので』
「何だこの花」
ルフィが自分の麦わら帽子に付けられた花を指さし質問する。
ロビンがよく花壇を使って花を育てているが、枝についたような花はルフィも初めて見る花だった。