第7章 花言葉《モンキー・D・ルフィ》
心地いい風がルフィの麦わら帽子と髪を揺らす。
今日の夕方に到着したフラワー島は1年中暖かく常に四季折々の花が一面に咲いている。
花にさほど興味が無いルフィは、興味よりも眠気の方が勝っていた。
ほかのクルーは買い物や船番など個人的な用事を全うしていた。
途中までウソップとチョッパーといたが、どこかではぐれてしまったらしい。気づけば2人とも居なかった。
「あー寝み」
迷子になったのかいつの間にか古民家は見えなくなり綺麗な花畑と大きな木が1本だけ立っている。
ルフィは木の下に行き木にもたれかかり麦わら帽子を顔に被せて寝る準備をする。
その数秒後スヤスヤとルフィから規則正しい寝息が聞こえてくる。