第6章 同僚を食べたい《サボ》
ケラケラと笑いだしたリンに、チョップをかます。
割と痛いチョップである。
『いった!何するんですか!!!!』
「お前見る目ないよな」
『はぁ!?ありますよ!!私的サボさんよりトラファルガーさんの方がかっこいいと思いますもん!紳士だし!!』
「は?」
予想外の人物の名前が出てきてサボは思わず低い声を出してしまう。
リンはうっとりしながら写真を見つめる。
『本当にかっこいいですよね〜、どっかの誰かさんとは大違いで優しいし、頭もいい…はぁ素敵…』
「俺の方がお前の扱い方分かってるし」
『あ、そう思ってるんなら とんだ勘違いですね。』
平然と否定されサボは腹が立ったのか、リンが食べようとしたクッキーを奪い取り 食べてしまった。
またリンの叫び声が響き渡り2人の口喧嘩が始まる。
これが革命軍の日常。いたって平和である。