第1章 Prolog1 覚醒stranger
ガタガタと何かを開けようとする音
「ん…もう朝…?」
しかし目を開けてみても周りは何も見えない暗闇
「やべぇ そろそろ人が来ちまうゾ」
まだ夢の中なのだろうか 聞いた事の無い声で何かを喋る声が聞こえてくる
「うーん!!この蓋重たいんだゾ」
ふな"ー という謎の掛け声らしき声の後視界が急に開けたと思ったら目の前に広がるのは青い炎
「な、なに!火事!?」
それ以外にも目の前には猫ともたぬきとも取れるような不思議な生き物や浮いている棺薄暗い部屋を怪しく灯す照明などが目につく
よく見ると自分が寝ていた場所は浮いている棺と同じもののようだ
「なんでお前起きてるんだゾ!」
不思議な生物がこちらに向かってがなりを上げてくる
「しゃべるたぬき…」
「誰がたぬきじゃー!!俺様はグリム様なんだゾ!」
名前を名乗ってきたと同時に服をよこせと言ってくるたぬきもといグリムは先程の青い炎をチラつかせながら近づいてくる
服と言われて自身を見下ろしてみると寝る前はいつもの部屋着だったはずの服装が黒いローブのようなものに変わっている
「夢なら早く覚めて…!」
「こらー!待つんだゾ!」
グリムとやらに追い詰められて思わず走り出す
逃げる夢はたまに見ることはあっても今日の夢はやけにリアルで不思議な設定だ
たぬきに追いかけ回されて燃やされる夢なんて斬新すぎる