• テキストサイズ

【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第26章 ナメすぎでしょ





不安を含んだその声は、少しばかり切な気に…そして辛そうにも聞こえる。




だけどヒナの答えなど、とうに決まっていた。




彼を愛したその時から、どうしようもないほどに彼を愛しいと思ったその瞬間から。





「悟、私は悟を守りたいんだ」




その瞳は真っ直ぐに、そして曇りなく五条を見つめた。




「悟は私を守りたいって思ってくれてるでしょ?だけど私もそれと同じだけ悟を守りたいと思ってるんだよ。ううん、悟が私をそう思うよりももっとずっと思ってるかもしれない」




最強呪術師である五条を守りたいなどと言う人間は、きっとこの世に彼女以外他にいない。これを聞いたら他の術師は馬鹿なのか?とすら思うかもしれない。




それほどまでに五条の力は強く揺るぎないからだ。




だけれど彼女にとってそれは違った。彼が最強だろうが何だろうが、五条は彼女にとって愛しているただ一人の男なのだ。



最強呪術師の五条悟ではなく、ただ心底愛おしい五条悟なのだ。




/ 581ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp