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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第5章 今夜から




となるとお客さん用の布団を借りてリビングで寝れば良いのかな?そんな事を考えながら歯磨きを終え悟に着いていくと、彼は一つのドアへ手をかけそれを引いた。



ドアの先には見たことのある景色が広がっている。淡いグレーで統一されたその部屋は綺麗に整頓されておりセンスの良さが伺える。



その中心には大きく4人は寝れそうなほど広々としたベッド。そう、私はこのベッドで何度か寝たことがあるのだ。



今日みたいに悟の家で2人で映画を観ていた時、いつの間にやら寝落ちをしてしまって、朝目が覚めるとこのベッドで眠っていた。あれ?寝ちゃったのかな?なんて思いリビングへ向かえば、ソファーで睡眠をとっている悟を見て、悟の寝室を占領してしまっていることが分かった。




そう、つまりここは悟の寝室。普段彼が使っている寝室だということ。




早々と部屋の中へ入っていく悟とは違い、寝室へ足を踏み入れて2歩ほどで足を止めた私。そんな私にまだ気がつくこと無く悟はサングラスを外すとそれをカタンと小さな音を立てサイドテーブルへと置きベッドへと座った。



そしてそこで私が不自然なほど部屋の入り口で立ち尽くしていたのに気がついたらしい悟が「どうした?」と、まるで何が起きたのか分かっていないかのように首を傾げる。



だけど何が起こったのか分かっていないのは私の方だ。



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