第25章 初めての夜

ゴリっという感覚とともに、私の熱くなったアソコへと大きな膨らみが押し当てられる。



それに大きく目を見開けば、やはり意地悪気に微笑んだ悟は張り詰めたそれをグリグリと当てがった。



「……ッ…あっ…んﾝ」



熱いモノが直接私の秘部へと触れ、ぬるりとした感覚と共に中へと侵入してくる。それに大きく背中をビクつかければ、悟は瞳に涙を溜める私の目元に唇を寄せちゅっと可愛らしい音をたてた。




悟の大きく反り上がったペニスは、私の肉壁を掻き分けぐちゅぐちゅと音を成しながら奥まで容赦なく伸びてくる。そんな大きなモノですらするすると侵入を許してしまう私のアコソはすでに愛液をだらしなく溢した。




「……あっ…アっ…あァッ」



「ヒナ…っ…大きな声出したらダメだって。誰かに見つかっちゃうよ」




「…んっ…ん」




私の口元を押さえながらパンパンパンと容赦なく打ちつけられる腰使い。私は眉間にシワを寄せながら、持ち上げられた片足をブルブルと震わせ快感のせいで立っていることするやっとだ。



人一人いない裏路地には、私と悟の荒い息遣いとグズグズと淫らな水音が鳴り響く。




こんなところをもし誰かに見られたら気が気じゃない。そう思うはずなのに、与えられる快感に逃げる事も許されず、抵抗すら甘い愛撫に飲み込まれた。