第25章 初めての夜
「さと、る…ッ…」
途切れ途切れに溢れ出てくる言葉さえ、悟は全てを飲み込むようにして口付けをしていく。
そして私の下着に彼の手が入ってくるころには、首筋には大量の紅い華が咲き、胸元には噛み跡すら出来ていた。
「や、めて…ッ…こんな…場所で…っ」
「その割にはもう随分と濡れてるよ?下着もびっしょり」
それは悟が触るからでしょ!と言いたいはずなのに、言葉を発することすら許してはくれない。
意地悪気な表情を見せながら私のアコソをくちゅくちゅと鳴らしていく悟の瞳は未だ怒りを含んでいて、悟の言うおしおきの意味を今更ながら理解した。
「…ッ…ふっ…」
こんな場所でダメだとわかっているはずなのに、与えられる刺激と溢れ出す熱に抗えず呼吸が簡単に乱れていく。
「ほーら、大きい声だしたらバレちゃうよ?」
「……だ、め…さと…」
膣を甘やかすスピードをドンドンと早めていく悟は、ソコへと押し当てていた膝を解放すると、今度は自身の身体を押し付けるようにして私へとぶつけた。