第23章 最強の看病
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「あ、ねぇねぇ俺達も結婚式って行って良いの?」
「うーん、任務が無かったら別に来ても構わないけど。君達が来て面白いものでもないと思うよ?」
結局あのあと傑とは別れ、生徒達3人の報告書チェックをするために私も悟も一年生3人と教室へと向かった。
報告書を書いている悠二君が手を止めそう言えば、隣の恵君が「虎杖、手止めるな」と注意をするが、悠二君はそれにへらりと笑い話を続ける。
「面白くねぇの?俺結婚式って行ったことないんだよなぁ」
「僕達の式は普通とは違うからね。意味のない長ったらしい祝辞とか儀式とか伝統とか、現代において全く必要のない物を全て詰め込んだみたいな式だから」
「うっわ、何かすごそ〜想像もできん!」
「まぁ僕もヒナも、良いとこの家系の出だから仕方ないんだよね〜」
「でも意外ね、五条先生ならそういうの無視して好き勝手やりそうなのに」
「だな、この人が誰かが決めた事を黙ってやるイメージが湧かない」