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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第21章 忘れモノ




中にはおにぎりやパンなどの手軽に食べられる軽食から、栄養補給のできるゼリーと栄養ドリンク。そしてプリンやシュークリームなんかも入っていた。




本当伊地知って、良く人のことを見てる。




どうやら僕がロクに食事もしていないのはお見通しらしい。




「伊地知、ありがとうな」




その優しさが、なぜかやけに染みて…多分三日三晩寝ていないせいで頭が変になっていたんだと思う。



それは伊地知も同じだったのか、お礼を言った僕を心底怖いものでも見るような表情をした後、すぐにその顔つきを元に戻すと「いえ、五条さんには元気でいてもらわないと困るので」と少し照れたように呟いた。



そうだ、僕は元気でいなければいけない。



ヒナが目を覚ました時、僕が目元にクマなんか作っていたらきっと彼女を心配させる。



そう思うと、ここ数日全くと言って良いほど喉を通らなかった食事も少しだけ食べれた。



もちろん食べたのは、伊地知が買ってきたプリンとシュークリームだ。



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