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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第20章 執着




「布団でいいの?」



「うん、布団が良いんだ」




頑なに布団を選ぶそんな私を悟は少し不思議そうにしていたけれど「そっか!じゃあ布団買いに行こう」とゆるりと口角を上げて口にした。




「明日僕は近場で任務だから、夕方に駅前で待ち合わせしよう。ヒナは確か生徒達の任務の付き添いだよね?」



「うん、二件だから夕方には終わると思う。あの子達も強くなってきたからね」



「そうだね〜悠二なんかは見るからに成長してるよ。恵や野薔薇もそんな悠二を見て凄く頑張ってるしね。とりあえず終わったら連絡するよ、多分そっちの方が終わるの早いと思うし」



「うん、分かった」




楽しみだな。悟と久しぶりのお出かけだ。もちろんデートなんかじゃなくて、仕事終わりにただ布団を買いに行くだけだけれど。それでも嬉しい。



悟と二人での時間が過ごせることが。彼が私に少しでも興味を示し一緒にいてくれることが。



ただの幼馴染だと思われていたとしても、私は悟のことが大好きだから。



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