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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第19章 大切な記憶





だから私は深く考えなくてもすぐに気がついた。



今までずっと彼と私二人の時間が持てていたのは、悟が頑張って時間を作っていてくれていたからなのだと。




高専で良く会っていたのも、悟が任務の合間や終わりに私を探し会いに来てくれていたからだ。




家で二人まったりする時間が持てていたのも、悟が自分の睡眠や休息よりも、私と一緒にいる時間を頑張って作ってくれていたからだ。



そう思うと胸がぎゅっとして、彼が私のために色々してくれていたんだということが嬉しくて。自分がどれほど普段から悟に甘やかされていたんだろうということが痛いほど分かった。



それは婚約してからだけじゃない。



婚約するよりもずっと前からだ。私達が両思いになるよりもずっと前から。




悟は彼の気持ちに気が付きもないこんな鈍感な私だけど、それでもずっと私を大切に思ってくれていた。



二人の時間を作って、少しでも良いからと私に会いに来てくれていたのだ。



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