第19章 大切な記憶
「はぁー、全く人使いが荒いよね」
「近場みたいだからきっと早く帰って来れるでしょ?私もこの後は一件任務に出るだけだから夜ご飯は一緒に食べよう」
「本当?じゃあ僕はりきっちゃおうかな〜速攻で終わらせて来ます!」
生徒達へと手を振った悟は、私の頭を数度なでると「それじゃあ行ってくるね〜」とニコニコとしながら任務へと向かった。
よし、じゃあ私もあと一件任務頑張りますか。
たまには早く帰って悟と一緒にご飯を作るなんていうのも良いかもしれない。確か悠二君が料理が得意だって言っていたから何かアドバイスでももらおう。
「先生ー!今度は椿先生が体術の練習付き合ってよー!!」
「うん!今行くー!」
さぁて、あと数時間頑張ろうかな。