第19章 大切な記憶
「うーん、もう一声!!」
「えっとじゃあ、目の色宝石みたいー!髪の毛綺麗ー!背高ーい!顔めちゃくちゃ整ってるー!!」
「てゆうか見た目しか言ってなく無い!?僕の魅力って見た目しかないの??まぁ顔がイケてるのは認めるけど」
「何この馬鹿みたいなやり取り。自分の顔が良いって認めてるのもムカつくな。というか見た目以外何か褒められる所あったかしらね」
「ちょっと野薔薇酷くなーい?僕だって色々良いところあるよ!ねっ、恵」
「……………いや、今考えてみましたがありませんね」
「長年知り合いの伏黒ですら見つけられねぇとか、五条先生やべーね!!」
「ちょっと悠二、そんなキラキラした瞳で僕のことディスらないでよ〜」
「てか先生ディスるとか知ってるんだね!意外!」
「いやいやアラサー馬鹿にしすぎでは!?僕だってまだまだ若いよ?」
「あの顔でアラサーとかやっぱ腹立つわ」
「あの人は昔からずっとあの顔だ」