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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第18章 呪術界の中心





「いじけてるの?」



「……………」



「悟?…いじけてるね」



「…いじけてないよ、ヒナとイチャイチャしたかっただけ」




そんな可愛い事を言いながらもこちらを振り向かない悟は、やはりいじけているようで、私は少し考えた後窓辺で立っている悟に背後から抱きついた。




「…分かったよ。少しだけだからね?」



その瞬間ふわりと身体が持ち上がる。一体何事かと目を見開けば、次の瞬間には私達は2枚ぴったりと敷かれた布団の上にいた。



「…え?」


「待ちきれなくてトんじゃった」



先ほどいた窓辺は、おそらく目の前に見える襖の向こう側だ。トぶような距離では全くない。だけどどうやら悟はそんな距離でさえ待ちきれなかったらしい。



「…騙された」




目の前にはニヤリと口角を上げ嬉しそうに笑みを見せる悟の姿。室内は薄暗い電気が付いているだけで目元のサングラスは真っ黒で良く見えないが悟の機嫌がすこぶる良くなっている事は分かる。



要するに落ち込むフリをしていたらしい。私は完全に騙されたのだ。




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