第17章 二人の出張
それは次第に軽いものから激しいものへと変わり、そして互いの境目が分からなくなるほどにぐちゅぐちゅと舌を絡めていく。
「…んっ」
イッたばかりだというのに、悟は自身の肉棒を引き抜く事はなくパンパンと乾いた音を出したまま激しく腰を揺さぶった。
「…わたし、まだ…イッ…た…ばっかりなのに…ンッ」
「そうだね。中がピクピク動いてて凄い締め付けだ…はッ…僕のがヒナのトロトロなココに持っていかれそうだよ」
ズンズンと奥まで突き上げられ、麻痺していた所が再び快楽を求めて腰が浮いたような感覚になる。
「…さと、る…も、ほんとに…ッ…あぁ…」
「ほら、腰が落ちてきたよ。ヒナのココ、訳が分からなくなるくらい気持ち良くしてあげるからね」
私の腰を支え、グリグリと張り詰めたそれを奥まで差し込めば、腰を動かすスピードを早めそれと同時に悟は私の首筋へと吸い付く。
首元にチクリとした感覚がしたかと思えば、悟は私の身体へと自身のソレを強く打ち付け「…ッ」と、声にもならぬたまらないような息を吐き出したと共に激しく爆せた。
お互い軽く肩で息をしながら、悟は私から達したそれをずるりと引き抜く。慣れた手つきでタプタプと白んだ液の入ったソレを取り外せば、器用にベットサイドのゴミ箱へと投げ捨てた。