第17章 二人の出張
「…さと、る?」
「ん?なぁに?」
「どうしてまた…私の上にいるの?」
「そんなの決まってるでしょ、セックスするからだよ」
「…え?だって今…」
「ほら見て、僕のここ。まだ全然収まらないんだよね。ヒナが欲しくてたまらないんだ」
熱い瞳の悟に言われ視線をゆっくりと下へと移せば、そこには先ほど達したばかりだというのに、今にも溢れ出てしまいそうなほど張り詰めたソレが反り返っている。
「…うそ」
「まだまだヒナを欲してるんだよ」
ちゅっと優しいリップ音の後、両胸へと指先が落とされクリクリと軽い刺激を与えられながら、甘い蜜でトロトロになっているアソコへと悟のものが一気に入り込んだ。
「……あッ!!」
突然の刺激に頭がチカチカとする。もう限界なはずなのに、腰は唸るようにして悟を求め、そしていやらしい蜜が再び溢れ出した。
どうやら悟の中に、休憩という言葉はないらしい。体力に自信のある私ですら、すでに足腰はガクガクだというのに。私に覆いかぶさる悟は少しも疲れた様子はなく余裕そうで、軽く日焼けをした身体がこれまた色気を増幅させていた。
うっとりと甘く見下ろしながら弧を描くようにして碧色の瞳を細めた悟は、甘く、そしてありったけ愛おし気に微笑む。
「僕余裕ないから、今日は朝までがんばろーね」
これでもかと言うほどに、甘く淫らに。
そして壊れてしまうんではないかというほどに。
悟と私は再び溺れるような快楽の中へと沈み込んだ。