• テキストサイズ

【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第13章 術式




悟は真っ赤になる私の顔を嬉しそうに眺めると、あっという間にパンツを脱ぎ捨てる。



「ほら、早くヒナも脱ぎなよ」



「ぬ、脱ぐけど…タオル使わせて!悟もタオルして!ほら!」




棚に入っていたタオルを一枚取ると、悟から目を逸らしながらそれを押し付ける。悟はそんな私にどこか納得してしていないようだったが「タオルがダメなら一緒に入らない!!」と頑なに拒否する私に、どうやら諦めたのか、腰にタオルを巻いて「裸でも僕は気にしないのに」と不貞腐れたように呟いた。




なんとか悟に後ろを向いてもらい、その間に慌てて服を脱いでバスタオルを身体へと巻き付ける。




まず先に自分がお風呂に入り身体を洗うから、良いと言うまで絶対に入って来ないで欲しいとだけ告げ、とんでとないスピードで浴室へと逃げ込むと「え〜!僕が身体洗ってあげたかったのにー!!」と不満を漏らした声が背中から聞こえてきたが、そんなの無視して慌ててシャワーを浴びた。



髪も身体もとにかく超特急で洗い、勢いよく湯船へと浸かる。早くしないときっと悟が寒くなってしまう。



「悟!良いよ!」




脱衣所に向けて声をかければ、少しの間を開けた後ガラッと言う音を立てて浴室のドアが開いた。


/ 581ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp