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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第13章 術式




「どこ行くの?」


「どこってリビングに…」


「何で?」


「だって悟お風呂入るんでしょ?」


「入るよ」


「ならリビングで待ってるから」


「ヒナも一緒だよ」


「一緒…とは?」


「一緒に入るんだよ、僕とヒナ今から一緒にお風呂に入るの」




そんなやり取りをしていると、給湯器からピロンっという軽快な音がしてお風呂が沸いた事を知らせている。悟がスマホのアプリからお風呂を沸かしてくれていたんだろう。なんて便利で高級な機能だろうか。




「一緒に…入るの!?」



「もちろん、心配だしね」



以前にも一度、悟が一緒にお風呂へ入りたいと言っていた事を思い出す。その時は確か割とすぐ諦めてくれてたっけ。



「もう本当に大丈夫だよ!痛いところもないしピンピンしてる!硝子の反転術式はさすが完璧だよ!」



ブンブンと大きく首を横へ振りながら「さすがに一緒にお風呂は入らない!!」と言えば、悟は未だ付けていた目隠しをはらりと解き放つ。



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