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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第13章 術式



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酷く重苦しい瞼をゆっくりと開ける。



まず最初に入ってきたのは、白い天井。それから白い布団に、白い髪。




「…もしかして無量空処?」



「ん?起きて早々どうしたの?」



「いや、身に覚えない場所で寝てるから…悟の無量空気処にやられたのかなって…」



「あはは、これはどうやら重症だったみたいだね。僕と硝子の判断ミスだ」




ケラケラと笑いながら何処か楽しそうな悟は、立ち上がると見ていたタブレットを座っていた椅子へと置いた。



「冗談はさておき、生徒達は無事だよ。君のおかげでね」



「そっか、良かった」



自身の記憶の最後を辿ると、ボロボロになった可愛い生徒3人の姿が目に浮かぶ。だけれど記憶のない自分がこうしてベッドで眠っているということは…一体何があったのかは大体想像がつく。



「悟、ごめんね…また迷惑かけちゃった」



「別に僕は何もしていないよ、君をここへ運んだだけ。まぁ夜蛾学長は荒れに荒れた山みてブチ切れてたけどね」



「うっそ…私そんなに凄かった?」



「うん、僕が到着した時には辺り一面吹っ飛んでたよ。なんなら領域展開してたし」



「…悟みたいなことしちゃったね」


「人聞わるいね。それじゃあ僕がいつも暴れてるみたいじゃない」



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