第12章 溶ける蜜
ハァハァと息を切らしながら、必死に彼とのキスに唇を重ねれば。チラリと見えた視線の先の悟が、先ほどまでの余裕な表情とは違い少しばかり眉間にシワを寄せているのが見える。
その表情にゾクリと背中にあつい熱が走ったのを合図に、悟は自分のズボンへと手をかけるとそれをゆっくり下へとさげた。
「ははっ、ビックリした?」
驚き目を見開く私の目の前には、大きく反り上がったソレ。
そう。悟の男性的な部分が今にもこぼれ落ちそうなほど張り詰めていた。
ビックリした?と聞いてくる悟の言葉にパチパチと数度瞬きをする事しか出来ない。
知識はもちろんあったはずだ。だけれど想像していたよりもずっと大きく立派なそれに…私は一瞬息を止めてしまうほど驚かずにはいられなかった。
いや、だって…普通こんなに大きいもの?そもそも異性のこういった部分は見た事がないが…そんな私でも分かる。きっとこれは普通サイズではないと。
あまりに凝視していたせいか「凄い見るね、さすがの僕も恥ずかしいんだけど」とほんのりと頬を赤く染めた悟が、見たこともないような表情で照れたように呟く。