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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第3章 婚約者




「まさかヒナからそんな言葉が出て来るとは思ってなかったなぁ。ヒナも大人になったんだね」



ニッコリと微笑み楽しそうに笑った悟は口角を上げ少し意地悪な表情をする。



「子供扱い…しないでよ」




未だに頬を赤く染めながら悟を視界に入れれば、悟は「うーん」と少し考え込むような表情をした後ゆっくりと口を開いた。




「ヒナってさ、今まで恋人いたことないでしょ?」




そんな悟の言葉にびっくりとした表情をしながらも「いたことないよ…」と恥ずかしげに呟く。




そう、私は悟の言う通り今まで一度も恋人がいた事が実はない。この年で?と思うかもしれないが…昔からカッコイイと思う子や良い感じになった子とはしばらくして何故か距離を取られることが多くて…それ以上進展したことがないのだ。



なんなら、告白してきた子も翌日にはよそよそしく私を避けて話しかけてくれることはなくて…何故かこういった事が多く重なって今まで恋人が出来たことが一度もない。




まぁ私自身本気で誰かを好きになった事がそもそも無いのだけれど、ここまで上手くいかないことが続くと自分に何か問題があるんじゃないかと思ってしまう。





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