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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第11章 甘い休暇




悟から午前の任務を終えたという連絡があり、しばらくして家を出る。



デートと言っても、待ち合わせは12時だから遠くまで行けるわけではない。待ち合わせしている駅へと向かいキョロキョロと辺りを見渡せば、不自然なほどに人が群がっている場所を発見する。遠巻きに何かをチラチラと見ている人がたくさんいるみたいだ。



何だろう?誰か芸能人が撮影でもしているのな?そんな事を考えながらその群がりを通り過ぎようとしたときだった。




その中心にいる人物を見て、私はピタリと動きを止めた。




日本人男性の平均身長よりも遥かに大きいその背丈は、人だかりが出来ていても頭一つ分余裕で見えている。



綺麗な白髪の髪は目立つなと言う方が無理なほどキラキラと透き通っていて、サングラスをしていても誰もが分かるほど整ったその顔立ちは人を惹きつけて離さないようだ。



サングラスの隙間から垣間見える碧色の瞳は、まるで雲ひとつない空を閉じ込めたみたいに素敵で、群がっている人々が「ほぅ」と甘いため息を吐き出すには十分すぎる美だった。


薄いグレーのストライプシャツに、黒の細身のパンツ。そんなシンプルな格好で壁に寄りかかりスマホをいじっている悟は、どっからどう見ても一流のモデルにしか見えない。



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