第9章 嫉妬とやら

口付けを交わしながら私の秘部へと触れた悟の熱い手。



痺れるようなその感覚に思わず身をよじれば、次第に下肢の力が抜けていくのがわかる。くちゅりと音を立てイヤやらしく蜜を溢れ出させるソコへの快感は初めてでも分かるほど…これが気持ち良いという感覚なのかと感じる。



「…はっ…あ…」



ただ表面を優しく悟の長い指で擦られているだけなのに、次から次へと溢れ出てくるイヤらしい蜜と、身を焦がすほどの甘い感覚に、必死になりながら悟の首へと抱きついた。



「指、入れるね。痛かったら言ってね」



耳元で優しく声をかけてくれる悟にコクリと頷きながら、彼の指がゆっくりと私のアソコへと侵入してくるのが分かる。



その瞬間、少しばかりのピリリとした痛みに眉を歪ませれば、悟はそんな私に気が付きはぴたりと動きを止めた。



「大丈夫？」



心底心配そうな声が真上から聞こえてくる。



「平気…少しだけ痛いけど…でも平気」



痛いと言っても呪術師からしたらこんな痛み微々たるものだ。昔、学生時代に呪詛師との戦闘中お腹に小さな穴が空いた時はこんな比ではなかった。それに比べたらこの程度の痛み可愛いもので。ただ慣れていない感覚に顔を歪ませたと言った方が正しいかもしれない。