第18章 17
ハックから連絡が入り、コロシアムにルフィが出る事を聞いた。
そりゃ、アイツもメラメラの実は渡したくねぇよな。
俺もコロシアムに潜入しようとしていると、がドフラミンゴの部下に連れ去られそうになっているのを見つける。
部下達を気絶させて、を見ると攻撃を仕掛けるところだった。
悪魔の実を食べてるのか?
とにかくと2人になりたい。
俺は適当に理由をつけてを屋上に連れて行った。
は俺にお礼を言った。
ずっと手配書で見ていた女が目の前にいて、俺の心音は早くなった。
それには踊り子の服を着ていた。
のか弱い雰囲気に露出の激しいその服装は男のどもがほっとくわけないだろう。
『そんな格好じゃあ助けても助けてもまた連れてかれそうだな。』
おれは自分がが着ていたジャケットをの肩にかけた。
は遠慮してなかなかジャケットを着ようとはしなかった。
俺は自己紹介をした。
『俺は革命軍のサボだ。』
革命軍という俺の言葉に反応するかと思ったが、の表情は変わらなかった。
俺は絶対にその格好のままにさせるつもりはなかった。
それが伝わったのかはジャケットに腕を通した。
俺は胸元を隠すようにボタンを閉めて、余った袖を折ってやった。
は仲間がコロシアムに出ていると言った。
という事は、はルフィの仲間なのか。
それなら安心しても大丈夫なのか?
勢いのままを連れてきてしまったが、秘密を知ってるからと言って、今のところ何か出来るわけでもない。
の現状が分かり、俺の事を知ってもらえてだけで上出来だな。
何だかほっておけない雰囲気の。
自分の魅力に気づいてないのだろう。
俺はに綺麗だと言い頬を撫でた。
ただ危機感を持って欲しくて言った言葉だったが、は頬を赤くしてお礼を言った。