第18章 17
本の内容はティアル族についての本と悪魔の実の本、ある国の歴史の本があった。
どれもかなり昔の本だろう。
日記はまずいかと思いながらも、俺は日記に目を通した。
俺は日記を読んだ事を後悔した。
この日記や本の内容が事実なら、世界を揺るがすニュースになる。
こんなに大変な秘密を俺は抱えていかなくてはならなくなったのだ。
日記の名前にはこう記されていた。
革命軍参謀総長 ティール D ロイド
彼が隠していた秘密を俺は知ってしまった。
ロイドさんは命をかけてこの少女を守っていたんだ。
俺はドラゴンさんに相談しようかとも思ったが、ドラゴンさんは前の参謀総長の話をするのを嫌がる。
ドラゴンさんは前の参謀総長の事を知らない事が納得が出来てないのだろう。
結局、俺は誰にもこの話をしなかった。
写真の女の子の事を調べようとしたが、写真しか手がかりがなく何もわからなかった。
多忙な生活を送りながらもチャンスがあれば、少女の事を調べたが結局わからないままだった。
町の子供に見せてもらった手配書と孤児院の建物を交互に見た。
ロイドさんが守っていた少女はだったんだ。
くそっ!!
もう少し早くここへ辿り着いていたら、、、
俺は村の子供にお礼を言った。
本部に帰ってこの事件について調べねぇと。
本部に帰ると寝室のサイドテーブルの二重底を開けて写真を取り出す。
取り寄せた手配書と並べるとやはり同一人物だった。
手配書の写真は少し成長しているが間違いないだろう。
俺は資料室に篭り、事件について調べた。
わかった事は、
はガープ中将の孫だと言われている事。
が姿を消す前、クマさんが事件現場にいた事。
この二つだけだった。
ガープ中将の孫だと!
俺はドラゴンさんに慌てて聞きに言った。
ドラゴンさんはの事は知らないらしく、血の繋がりはないだろうと言っていた。
名前にDが付いているからといって血縁ではないようだ。
俺は礼を言って部屋を出る。
その時の手配書をマジマジと見つめるドラゴンさんが一瞬見えた。