第18章 17
サボサイド
俺は見張り台から小さくなっていくドレスローザを眺めていた。
俺は指先から炎を出したり引っ込めたりして、ドレスローザでの出来事を思い出していた。
ルフィの変わらない姿を思い出し頬が緩む。
いい仲間もいて、立派に船長してるじゃねぇか。
エースの分も俺がルフィの事は守るよ。
エースはが今ルフィと旅をしていると知ったら何て思うのだろう。
俺がと言う名前を知ったのはエースの墓参りに行った時だった。
記憶が戻り、やっと心の整理がついた時ドラゴンさんに休みを貰ってエースの墓参りに行ったのだ。
墓にはエースが被っていた帽子などが飾ってあった。
その横に綺麗な額縁に入れられていた紙。
【ポートガスDエース処刑に関する意見書】
その紙は破かれたものがテープで綺麗にくっつけられたもので、ところどころに踏みつけられた跡があった。
その代表の名前がになっていたのだ。
皆がエース奪還のため戦場で戦っていた中、こんなやり方で戦っていた奴がいたのか。
俺は感心した。
意見書にはエースに村を救われたと書いてあった。
名前からは女だと思う。
村の娘がエースのためにこんなに署名を集めたのか。
すごい奴だなと思った。
丁寧に書かれた文章を読みって奴に会ってみたいと思った。
帰りにエースが救った村とやらにちょっと寄ってみるか!
シャボンディ諸島に寄り目的の村へ向かう。
村の女の人にを知ってるかと聞いてみる。
すると、「の居場所なんて知るはずないでしょ!」
と逃げられてしまった。
その女の表情に俺は何だか嫌な予感がした。
村を進むと孤児院が見えて来た。
そこには海兵やらスーツの男のがいた。
この建物、、、、、どこかでみた気がした。
すると、子供に話しかけられた。
さっきの村の女の子供のようだった。
子供「お兄ちゃんもちゃんの事捕まえようとしてるの?」
子供は今にも泣き出しそうだった。
『違うよ。俺の兄弟がちゃんに世話になったみたいだから、ちゃんに会いたかったんだ。』
俺はしゃがんで子供と目線を合わせた。