第1章 世界一かわいい悪魔は今、腕の中で天使になる
いや。
でも。
捕まったっていいか。
もう。
約束は、守んなきゃだろ?
「…………リッカ、でいいの?」
「そう呼んで頂いて構いません」
「えと、じゃぁ………、リッカ」
「はい」
「目閉じてくれる?」
「はい」
「…………」
な、んだこれまじ。
くそかわいいんですけど。
ベッドに向かい合うように座って。
目を閉じたリッカの唇に、自分のそれを重ねれば。
小さくビクン、て、リッカの身体が揺れる。
そのままリッカの唇を啄むように触れて。
「口開けて」
リッカの下唇を舐めながらそう、囁けば、ゆっくりと唇が、開く。
「………そう、上手」
そのまま唇を割って舌を滑り込ませ、リッカの身体ごと、ベッドへと押し倒した。
「…………すごくガチガチ。やっぱ怖い?緊張する?」
「…………少し、だけ」
「キスは?したことない?」
「…………ない」
「ああ、結局ごっくんだけ出来ればいいのか」
こくん、てうなづかれたら微妙にショック、とゆーか嬉しいとゆーか。
だよなー他でもいっぱいしてるよなー。
なんせ食事だし。
「………っ、ん」
あ。
「…………これ好き?」
服の上から胸の先端をクリクリとしてやれば。
リッカの声が小さく漏れて。
服越しでもわかるくらいにツン、て、その存在を主張する。
「直接触ろーか」
恥ずかしそうに丸くなって、両手で口を押さえる小動物が、ぎゅ、て、袖を、掴んだ。
破壊力。
かわいすぎだってば。
「んぁ………っ」
服の中へ手を入れて直接それに触れれば、驚くくらいに柔らかくて。
だけど弾力もあって。
手のひらにすごく自然に、馴染む。