第16章 みんなで呑もうよ♪
「あはは、違いますよ。木の葉隠れから来ている人達ですよ。あなたの傷や火傷も治してくれたんですよ。」
木の葉隠れ、から…?
誰?
え、私、連行されるの?
「あ、ちょっ、どうしたんですか…!?」
「すみません、やっぱりすぐ出ます。お世話になりました。」
起きなきゃ。
逃げなきゃ。
「ほんと、お前はせっかちだねぇ。」
近くから知ってる声が聞こえて見上げると、
「よっ!」
「か、カカシ先生…?」
銀髪でマスクの人がいて、
「あ、エニシさん、起きたのね。」
戸口にピンク頭のかわい子ちゃんがいて、
「あら、本当?」
黒髪の赤目の美人さんが顔を出して。
その後ろから、
「ふん…抜忍相手に甘いものですね。」
「ネ、ネジ兄さん…。」
日向一族の子が二人。
「おおぅ…。」
逃げ道はとっくに塞がれていた…。
「で、イタチとなんかあったの?」
わ〜、何も言ってないうちから読まれてる〜。
もう一回寝ようかな…。