第12章 懐かしい顔と新しい顔
「はあ…そうかよ。ったく…。」
「それよりも早く食べちゃってよね。これから、あの子たちの部屋を作んなきゃいけないんだから。」
「外で寝かせばいいだろ?うん。」
酷いこと言うじゃん。
だったら言い返してやろう。
「あそ。んじゃ、今日はあんたの家明け渡す?」
そう言ってデイダラの家を指さすと、彼は分かりやすく眉を吊り上げた。
「何でオイラが!」
「二人がお客さんだからよ。」
「オイラの扱いが雑じゃねぇか!?」
「あら〜、そんな事ないわよ。雑だったら家なんて態々造らないし?」
「うぐっ。」
どうだ、言い返せまい?
「ほら、分かったら食べて食べて。」
「ちっ、分かったよ、うん。」
てなわけで、本人たちの希望もあって、私とイタチの中間に大きなもう一部屋が出来ましたとさ。
ちゃんちゃん。