第5章 やっと追いついた!
一体目が消えた場所がここ。
森の中の木が鬱蒼と茂った傾斜部分。
姿を隠そうともせずにひたすら追いかけてたら、鬼鮫の分身に奇襲を食らって撃沈した。
イタチは何でこんな森の深くに入ったんだろう。
何か理由があったりするのかな。
万華鏡って結構チャクラを食うから、かなり参っちゃってるはずなんだよね。
だって、カカシ先生に月詠使い、私にも使い、逃げる時に天照まで使ってる。
こんなに連発して使うなんて、疲れない方がおかしいと思うの。
証拠に、追手の撃退は鬼鮫が負ってるし。
この森って、全体的に見ると平坦なのよ。
だから、川がないんだよね。
鬼鮫は、見た目からして水遁が得意な気がする。
そうすると、水が豊富な地形の方が有利。
けど、態々水が無い所へ移動した。
何でだろうって思うよね?
この場合、考えられるのは二つ。
何らかの罠を張って待ち構えてるか。
回復するのに身を隠したくて、一番近場な森を選んだか。
さて、どっちだ?