第12章 懐かしい顔と新しい顔
何発かの爆弾を当てられてたけど、時々天井からぱらぱら砂が降ってくるくらいで、概ね良好。
はあぁ〜…。
術が成功して良かったぁ…。
まさか、万が一の時にと張った結界が役に立つとは思わなかった。
冗談半分で作ったものだったからさ。
使うとしても、大雪になった時くらいだろうな、くらいにしか思ってなかったし。
それにしてもさ〜…。
人ん家居座ったと思ったら吹き飛ばそうとするとかさ〜…。
非常識にも程がある。
昼は大蛇丸で夜はデイダラとか、さすがに疲れるわ…。
亀の甲羅に見立てた防御結界。
強度は思った以上にあったわ。
ただ、ごっそりチャクラを使うのが難点だね。
おかげで残存チャクラがすっからかんよ…。
ずるずるずると疲れ果てて座り込むと、壁に背と頭を預けて目を瞑る。
はあぁ…ねむいわ〜…。
ぐう〜…。