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もう一度、を叶えるために。second
第3章 久方ぶりの里帰り1
…もう考えてもしょうがない。
どうしようも出来ないのだ。
どんなにのたうち回っても、どんなに叫んで呼んでも、兄ちゃんとは二度と会えない。
そんな事よりやる事がある。
考えてもボケっとしてるよりかは、約束を果たした方がずっと建設的。
「よし、頑張って探しに出かけますか。」
私は固まった体をほぐす様に、ぐぅっと伸ばして支度に取り掛かった。
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