* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第3章 ◆ 無人島にて…続き ◆ 夢主視点 ◆
捨てた
崖だったから海に落ちて消えていった
落ちた果実に手を振って
ローからの逃走劇を再開させようかと思ったら
急に視界が変わっていつもの温もりがあって…
ん?
ロー)「…お前で最後だ」
「あ、あれ?」
目の前に…ローの服だった
海賊マークが笑ってる
「待って待って待って…え?」
ロー)「他は捕まえたぞ」
「いやいやいや…今、能力使ったよね?」
ロー)「気のせいだ」
「え?そんな事ある?」
ロー)「…お前どこにいたんだ?だいぶ遠くまで逃げてたな」
「いや、逃げるでしょ?死にたくないもん」
ロー)「俺の秘密…言い出したのはお前らしいな」
「誰だそんな事言ったの…私じゃないよ」
ロー)「クロガネ屋に聞いたぞ?」
「やっぱりか!あのくそジジィめ!」
ロー)「認めるのか?」
「…いやいや、私が負ける訳ないじゃん。ローの秘密は守られたんだよ?大丈夫!私何も知らないから!」
ロー)「…俺の何を言おうとしてたんだ?」
「いや、特に…考えてなかった…」
ロー)「…」
「…」
ずっと蛇に睨まれた蛙みたいな事になってて…
少しでも離れようと体を押しても意味無くて…
顔を逸らせば腰に回ってるローの腕に力が入る
「い、痛いなー」
ロー)「棒読みで言うな…もっと力を入れて欲しいのか?」
「いやー。それは勘弁だなー」
ロー)「…言う事ないのか?」
「言う事?あ、そうだ!さっきね!」
ロー)「話を逸らすな」
「いやいや!さっき面白い事があったんだよ!さっき崖でね!」
ロー)「…お前は話を…」
「変な色の果実を見つけたんだよ!」
「「「?!」」」