第28章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇ ③ ◇

ﾔｿｯﾌﾟ）「右腕！」





そう言って隣にいるおじさんは銃を撃って
牙通牙に似てる技を使うおじさんが攻撃を仕掛け
右腕が砕けた





これも懐かしい技だ




あ、牙通牙じゃなくて1人なら通牙⋯だったっけ？






そんな事を考えていたら
魔王が叫びながら羽を広げ
大量に手下を召喚した










ﾔｿｯﾌﾟ）「後ろの羽もあるぞ！」

「あ、それは任せて欲しいなー！私もなんかやりたーい！」






ここを逃したらもうやる事ない気がして
慌てて手を挙げて主張した






おじさんは一瞬引き攣った顔をしたが
仕方ねぇなーみたいな顔付きに変わった








ﾔｿｯﾌﾟ）「ったく⋯本当に出来るのか？」

「女に二言はないよ！見てて！すんごいの見せてあげるよ」








私はどこからとも無く出した４枚の手裏剣を両手に持ち
大きく振りかぶって魔王に向かって投げた






２枚、２枚で飛んで行った手裏剣を見送りながら印を結んで巨大化させた






もう出し惜しみはしない






誰がどこで見ていようが
ここでやらなきゃ女がすたる！






私は更に印を結んで手裏剣に雷を纏わせた











「雷遁⋯千鳥！」











雷を纏った手裏剣は
鳥のような形になり鳥のような声を上げ
真っ直ぐ召喚された手下達を倒しながら
魔王の後ろの羽を砕いた






魔王の叫び声と
誰かの息を飲む音が聞こえた










「終わったよ」








隣のおじさんに声をかければ




ﾔｿｯﾌﾟ）「すげーお嬢ちゃんだな！」




って笑ってくれたから嬉しくなった













⋯嚇母⋯





「さすがだ」









誰にも聞こえない独り言に
嚇母の可愛くない返事が聞こえた気が来た










それが無性に嬉しかった










ﾔｿｯﾌﾟ）「シャンクス！今だ！」










そう言ってシャンクスが動いて
魔王は撃破させた










☆☆☆

雷遁・千鳥
これはワノ国で公開予定の忍術です
（本編の53章にチラッと出てきている忍術です）

文字の通り雷を宿した忍具が鳥の形をし真っ直ぐ敵に向かって飛んでいく忍術です

名前はカカシの技から