第28章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇ ③ ◇

ｼｬﾝｸｽ）「お嬢ちゃん、さっき海軍に頼んだってのは何を頼んだんだ？」

「ん？⋯あぁ、えっと一般市民の避難を頼んだの。魔王はこっちでどうにかするから、邪魔な一般市民達をどうにかして欲しいって」

ｼｬﾝｸｽ）「それを海軍はのんだのか？」

「藤虎に頼んだから大丈夫だよ。魔王を倒すまでこっちには何もしないよ⋯⋯多分」

ﾔｿｯﾌﾟ）「多分って」

「とにかく！今は海軍達は邪魔しないはずだよ」

ｼｬﾝｸｽ）「⋯そうか。お嬢ちゃんも戦えるのか？」













赤髪のシャンクスは魔王に体を向けながら




でも視線は私を見ながら



そんな事を聞いてきた




















































私に












戦えるのかと

















その質問に思わず挑発的な笑みで⋯鼻で笑ってしまった










「私、連れ戻さないといけない人がいるの。その為に戦えと言うのなら戦うだけだよ」

ｼｬﾝｸｽ）「俺たちを任せてくれてもいいんだぞ」

「冗談！自分の男ぐらい自分で連れ戻すわよ！」









そう言いながらシャンクスの隣に立てば
シャンクスは満足そうに笑っていた










ｼｬﾝｸｽ）「いい女だな」

「口説くなら他所でやって」

ｼｬﾝｸｽ）「そういや、礼がまだだったな」

「お礼？なんかしたっけ？」










私の近くで剣を振るシャンクス








クナイを投げシャンクスに目を向ければ
同じタイミングでシャンクスもこっちに顔を向け目が合った