* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第28章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇ ③ ◇
それからは防戦一方だった
あの魔王に攻撃しても弾かれるからだ
あの魔王が出したであろう雑魚達は
全然大した事ないのに
如何せん数が多い
さっきとほとんど変わらない
変わったのは【ちゃんと倒せる所】だ
『何も残らないだけ、ゴミよりマシよね』
と言う言葉を聞いた事があるけど
本当にその通りだと思う
一太刀浴びせれば泡になって消える
どこで誰が見てるか分からない
まったく使ってないわけではないが
これだけ海軍や四皇がいるなら忍術はあまり使いたくない
巻物から薙刀を出し向かって来る奴は倒した
手裏剣やクナイも使った
でもやはりあの魔王をどうにかしないと
消耗戦だ
そんな時だ
?)「赤髪ー!」
「?」
少し離れている所で聞いた事のある声が聞こえた
目を向ければビックマム海賊団のカタクリがいた
「カタクリじゃん⋯何してんのあいつ」
出てくると思ってなくて
思わず呟いてしまったが
誰にも聞かれる事はなかった
シャンクス)「ビックマム海賊団が何の用だ」
カタクリ)「妹を助けに⋯来た!」
妹?
カタクリが助けに来る妹って事は
ブリュレかな?
あのライブ会場にいたっけ?
そんな事を考えていたら
話はどんどん進んで
カタクリはトットムジカの倒し方を教えてくれた
正確には赤髪のシャンクスに教えてたのを聞いちゃった
あのお城で調べたけど魔王の倒し方までは調べる時間がなかった
そっか
あっちとこっちの同時攻撃か
なかなか面白い事を言う