* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第28章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇ ③ ◇
シャチ)「なんでそんな話になるんだよ!」
「その方が早いって言ってるの!今いるこの現状が混乱してるからいいけど、ロー達の体を相手しながら海軍や一般市民から逃げるのは大変でしょ?そっちに人数割いた方がいいと思って」
ペンギン)「だから一人で行くのか?」
「だって、ジジィとジャンバールはロー達の方に行くとして⋯シャチとペンギンも行った方が良くない?」
家族を救いたい
その気持ちは皆同じだ
だからこそ⋯
クロガネ)「一人でいけるんか?」
ジジィの言葉に全員の視線がジジィに向いた
ジジィは真っ直ぐに私を見ていた
思わず笑みが溢れる
「任せなさいな。ウタちゃんを助けてロー達を起こしてくるよ」
私の言葉にシャチ達は何か言いたそうにしていたけど何も言わなかった
その代わり握りしめた拳を私に向かって差し出した
シャチ)「無茶するなよ」
ペンギン)「キャプテン達の事は俺たちに任せろ」
ジャンバール)「待ってるぞ」
「うん!」
私は返事と同時に差し出された拳に拳をぶつけた
そして別れようとした時
ウタちゃんの方に目を向ければ赤髪がいた
気のせいかと思って思わず指をさした
「ねぇ⋯あれって⋯」
私の言葉に全員が私の指がさす方に目を向けた
シャチ)「ぁ?⋯赤髪のシャンクス?!」
ペンギン)「そういえば、確か⋯四皇シャンクスの娘とか言ってたな」
「あぁ、それで」
娘が心配で来たのかなって思ったけど
ウタちゃんに向いている銃口に気付いた
「「アヤ?!」」
気付いたら飛び出していた