第27章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ② ◆

忘れてた





やばくないか








分身である事がバレる









ｼｬﾁ）「あ、クロガネさん！今起きたんすか？ライブ始まってるっすよ！」








内心ヒヤヒヤしながらジジィを見ていたら
横でシャチが話しかけ
自然とジジィの視線がこっちに向いた







一瞬目を丸くしたがすぐに視線を逸らした







そして手にコーヒーを持ちながらこっちに来た








ｸﾛｶﾞﾈ）「もう始まってたんか？⋯なら、くま子はあれを担いで行ったんか？」

(分)「あれ？」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「知らねぇのか？ベポが背中に付けてたやつ⋯クロガネさんが作ったんだぞ」

(分)「え？あんなダサいやつ？⋯んぐっ！」








思わず素でダサいと言ったら頭に衝撃が走った






握りつぶすされるのかってぐらい
頭に鷲掴みにされている







(分)「ぃたっ！痛いって！爪が！頭に！刺さってる！」

ジジィ）「黙っといてやろうと思ったが⋯お前の本体はどこで何をしとるんじゃ？」

「「「本体？」」」








ジジィの言葉に3人の目が私に向く








「⋯⋯」

「「「⋯⋯」」」










思わず視線が泳ぐ






無言が痛い







食堂にいた他のクルー達は何事かと様子を見てる





こっちはほっといて楽しんでいいよーって思っていたら



１人のクルーが声を上げた







？）「え？⋯おい！あれ！」








そんな中映像でんでん虫の中で動きがあった