* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第26章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇
3人の視線が痛い⋯
「いや⋯いやいやいや⋯そんな訳無い⋯だって⋯え?」
イッカク)「⋯一理⋯ある?」
「え、ローに恥ずかしいなんて言葉があるの?そんな感情があるの?あんなオムライスみたいな服着てて?」
シャチ)「お前!俺の一張羅を!」
「お前のかよ!だせぇんだよ!ローになんてもん着せてんだ!」
シャチ)「んだとー!」
私とシャチのちょっとした喧嘩も止めず
会話が続いていた
が
イッカク)「うるさいのよ!あんた達!」
「「ごめんなさい」」
まさに鶴の一声である
大人しくなった私達は角の生えたイッカクの前に正座した
ペンギン)「いくらベポ愛が凄いキャプテンでも⋯あれは、なぁ⋯」
「なんとも言えん⋯ま、まぁ⋯気付かなかったって事で」
シャチ)「そ、そうだな⋯考えても分からねぇし⋯もういないし⋯考えても仕方ねぇよな!俺たちは俺たちで楽しもうぜ!」
「賛成!」
「「⋯⋯」」
シャチの言う通り考えても仕方ない!
分からないものは分からない!
とりあえず今は⋯
「ライブを楽しむぞ!」
シャチ)「おぉ!」
シャチと2人で盛り上がろうとしていたが
ペンギンとイッカクのため息が聞こえた
気にしない、気にしない!
って思ってたんだけど
「⋯ライブまだ始まらないのー?」
ペンギン)「まだだな」
イッカク)「どうしたの?」
「⋯気になりだして」
イッカク)「キャプテン達が?」
シャチ)「だよなー⋯楽しんでんのかねぇ?」
「⋯むー!⋯あ、そうだ!」
イッカク)「どうしたの?」
「今更、私は行けないけどあの子になら頼めるよ!」
「「「あの子?」」」
「そう!私が1番信頼してる子♡」
私がそう言うと3人は首を傾げた
その顔が面白かったけど私は準備した
「⋯口寄せの術⋯」
ポンッ!と音と共に出てきたのは
少し不機嫌な顔をした嚇母だった