* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第26章 ◇ 助けたい君 ◇ 夢主視点 ◇
今日は船の中が少し騒がしく慌ただしい
ローとベポがデートするからだ
ローとベポは音楽の島《エレジア》で開催されるライブに行くらしい
なんか応募したチケットが2枚当たったんだって
だからベポはローを誘って
ローは私を誘った
すんごい顔で
いや、これは命令だな
ロー)「お前も行け」
「いや、何言ってんの?2枚しかないじゃん。無理でしょ」
ロー)「幻術でもなんでも使え。なんなら猫になればいいだろうが」
「いやいやいや。なれたとしても行かないよ!ベポとデートして来なよ!」
ロー)「⋯⋯」
「そんな顔してもダメ!ベポはローとのデート楽しみにしてたじゃん!行ってきなよ。2人で⋯ね?」
ロー)「⋯⋯」
みんなで朝ごはんを食べていた時の
私とローの会話である
ここは食堂
今このテーブルには私達以外にも座っている
私は紅茶を飲みながら断った
シャチ)「いいよなー、ベポ⋯チケット当たっただけじゃなくてキャプテンとデートなんてさー」
ペンギン)「確かにそうそうねぇよなー」
「「いいなー」」
イッカク)「仕方ないよ。皆応募してベポだけ当たったんだから⋯しかも2枚⋯私達は船で映像でんでん虫を見てよ」
「と、言う事で私は皆とお留守番しときます!」
ロー)「⋯⋯」
「ほら!早く行ってきなよ!ベポが甲板で待ってるよ!」
ロー)「⋯帰ったら覚えてろよ」
「返事したくねー」
朝食を食べ終わり
私達は笑顔で「行ってらっしゃーい♡」と言いながら
不貞腐れてるローを手を振って見送った