* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第25章 ◆ 秘密 ◆ 夢主視点 ◆
私はずっと握っていたローの服をさっきより握りしめ
お願いした
そんな私の言葉と行動に
ローはただニヤニヤと笑っていた
ロー)「いいのか?」
「ぇ?」
ロー)「そんなに声を出してたら外に誰かいるかもしれねぇぞ?」
「ぇ?」
私の腑抜けた頭では
ローの言ってる言葉の意味が分からなかった
ポカンとしている私にローは笑って
ゆっくり顔を耳に近付けて
囁いた
ロー)「忘れてねぇか?ここは俺の部屋じゃねぇ⋯誰でも入ってこれる部屋だ」
「ッ!」
まるで夢から覚めた感覚
体から血の気が引いていく感じがした
ローはそんな私を楽しむように笑いながら言葉を続けた
ロー)「しかも鍵なんてない。いつでも誰でも⋯入ってこられる」
「⋯あ⋯ぁっ⋯ま、まって!アァ!ん"ん"ッ!」
ローは私の言葉を無視して再び指を動かした
イキそうなのにイキたくない!
イクのを我慢して必死に口を抑え
声を出さないようにしても
ローは的確に私の弱い所を狙ってくる
「⋯ゃ⋯やだッ⋯」
自然と涙があふれる
ローはそんな私の顔を見て再び指を止めた
ロー)「何が嫌なんだ?」
「⋯み⋯⋯ひゃい⋯」
ロー)「⋯⋯」
「⋯ろぉ⋯いが、いに⋯みられ、ひゃく⋯にゃい」
ロー)「⋯⋯」
「⋯っ⋯うっ⋯こえ、も⋯きかれ、たく⋯ない⋯」
ロー)「⋯⋯」
「ろぉ、いがい⋯やだぁ⋯」
我慢してた分
おかしくなったのか
涙があふれて止まらない