• テキストサイズ

* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】

第25章 ◆ 秘密 ◆ 夢主視点 ◆







頬に当てていた手が




指が




私の耳まで届いて



指先で両耳を塞がれた








































頭の中で響くようにキスの音がして
余計に力が入らない















抵抗したいのに⋯出来ない















私の逃げ道も塞がれローのされるがままだった





















































しばらくして満足したのか
ローの唇が離れて私は息を整えようとした







今、潜水してるからか



ローに耳を塞がれているからか



外の音が聞こえずらい








































なんだか⋯この船に私とローの2人しかいないみたい







































そう思わせる程⋯完全に2人の世界だった





この部屋で今聞こえるのは2人の息遣いだけだったから








































ローを呼びたいのに呼べない





目を開けて暗さに慣れした目でローを見ても
ローの帽子で目を見る事が出来なかった










「⋯ろ"っ⋯ろ、ぉ?」






辛うじてでた声で小さく呼べば
ローはゆっくり顔を上げ
私はローの目に⋯目を見開いてしまった






ロー)「どうした?」

「⋯ぁ、⋯ぇ⋯」






暗さに慣れたのは私だけじゃない





ローにも私の顔が見えるだろう









いや、そんな事より





なんで⋯なん、で⋯







/ 330ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp