第23章 ◆ 夢での出会い ◆ 夢主視点 ◆

ここはどこだろう






カカシがよく飛ぶ異空間みたいな物を作りたくて



写輪眼がなくても飛べないかなと思い



その練習で



試しに嚇母に夢の渡り方とやらを教えて貰った













何回か試していたのに今まで全然出来なくて
失敗ばかりしていたのに











突然…成功してしまった














































それは暗い月夜の…大きな湖がある所だった















湖の横に苔だらけの大きな岩と大きな…





「…満開の…桜？」









桜は好きなのに







こんな桜は…初めて見る…でも…








綺麗な桜の木なのに…寂しく見えた










月明かりなのに綺麗に咲いている桜は









辺りを小さく照らすように










まるで…なにかを守るように…











気のせいかもしれないけど
助けを求めるように…











そこにあった


















そして私の耳に届いた…小さな





「……う、た…？」















歌が聞こえて来るのは桜の木の近く











同時に届く…血の匂い













聞き覚えのある…声で…








…いつ消えても、おかしくない…その声は…