第20章 ◇ 冥母との出会い ◇ 夢主視点 ◇

2回目は突然訪れた































ある任務でしくじった私は追いかけてくる敵から逃げていた








敵から逃げてる時に前から大虎が現れて



敵から私を守ってくれた



























助けて…くれた

























状況がついていけなかった





敵にやられて怪我をして
木の根元に座っていた私は呆然とその大虎を見ていた




でも見覚えのあるその姿に言葉を失った






大きさが全然違ったけど
そいつは前に私が壊せなかった呪物の…子猫だった




そいつはゆっくり私に近付いて来て
私の前で腰を落とした







「…お前…」

？）“…あの時の…借り…返した”

「…なんで…私の前に出てきた？」

？）“…”

「私の前に出てこなければ…お前は自由だったのに…」

？）“…あなたが言ってくれた言葉が…ずっと残ってて…もう一度、会いたくなった”

「…それで？」

？）“…あなたに、任せる”

「…」

？）“…あなたが壊したくなったら壊して…それでいい”

「…そっか。ならお前はずっと壊れないよ。壊さないから」

？）“…なんで、そんな事言うの？”

「気になる？」

？）“…今まで、そんな事を、言われた事も…ましてや、この姿を見ても…怖がらない人間…初めてだから”

「…」