第20章 ◇ 冥母との出会い ◇ 夢主視点 ◇

今回の任務で一緒に来たパートナーが


その呪物に魅了されて




取り憑かれてしまったのだ


























【 武器が持ち主を選ぶ 】





昔…遠い記憶で





誰かにそう言われた事がある







ハッキリと覚えてないその言葉は




今も私の中にある























持ち主を死にもたらす呪物




その呪物は綺麗な直刀だった












持ち主の生命力を吸い取りそれを力に変える刀







その刀の力が強すぎるのか
段々衰弱していってるのに
声をかけて刀を離すように言っても
正気を失ったように暴れるパートナー







「くっ！…ごめん！…」







暴れるパートナーを止めようとするが
刀を持つ腕を切り落としても
次は反対の手に持ち、その腕を切り落としても
次は口に咥え離そうとしなかった










そして…私はやられてしまった