第19章 ◆ バレンタイン② ◆ 夢主視点 ◆

「あ、え？…早かったね…飲み物は？取りに行ったんじゃなかったっけ？」







ベッドに腰掛けて本を読んでいたアヤ



俺がベッドに座ればアヤは首を傾げた







ロー）「忘れてたんだが」

「ん？うん。ん？」

ロー）「バレンタインは2つ用意してたよな？」

「う"」

ロー）「ひとつはチョコ…もうひとつは？」

「…え、えーっと…」

ロー）「もうひとつのバレンタインは？」

「…」

ロー）「俺が喜ぶ下着は？」

「ふぇ？！な、なんで下着の事…」






下着と言えば真っ赤な顔をしだしたアヤ






ロー）「イッカクと買いに行ったんだろ？」

「あ、口止めするの忘れた」

ロー）「ほぅ」

「あ、待って。今のなし」

ロー）「却下だ。今すぐその下着に着替えろ」

「え？！今すぐ？！」

ロー）「あぁ。今すぐだ」

「な、なんで…今日着けるから夜でも…」

ロー）「却下だ…黙ってた罰だ。今すぐ着替えろ」

「…ふぇーん…」






半泣きになるアヤ






ロー）「大人しく着とけば良かったと思わせる事なんていくらでも出来るんだぞ」

「うわーん」

ロー）「今すぐ着替えるか、俺に…」

「わ、分かったってば！着替えます！着替えますよ！」





アヤは慌てて巻物を取って洗面所に走った